建設業界の数字

Vol.07

2017.08.09

世界最古の大学

ボローニャ大学 (イタリア・ボローニャ)

文・三田村 蕗子

1088

 世界最古の大学は、1088年にイタリアの都市・ボローニャに設立されたボローニャ大学。世界の大学の原点とされ、「母なる大学」(Alma Mater Studiorum) とも呼ばれています。
 現在では一般教養(7つの自由学科)に加えて、医学、神学などの専門科目も持ち、学生数10万人を抱える総合的な教育機関ですが、その始まりは法学生が結成した自治団体(ユニベルシタス)でした。自治団体が自然発生的に大学に発展していったのです。
 その歴史ゆえか、ボローニャ大学でもっとも有名なのは法学部。1158年には、神聖ローマ帝国皇帝フリードリヒ・バルバロッサの特許状を得て、ボローニャ大学は法学研究を主とする大学として公認されました。13世紀にはローマ法王からも認可を受けています。
 医学部も定評のある学部です。ボローニャ大学の医学部は世界で最初に解剖学の教授と実習を行いました。南ヨーロッパの学術の中心地として、イタリアや周辺国からもたくさんの学生がボローニャ大学の医学部で学んでいます。在籍者の顔ぶれは、豪華そのもの。ペトラルカ、ダンテ・アリギエーリ、ガリレオ・ガリレイ、コペルニクスが名を連ねています。
 キャンパスの美しさも群を抜いています。ボローニャ大学では設立から長く、教室が市内に点在してましたが、16世紀に初めて「アルキジンナジオ」と呼ばれる校舎が建てられました。随所に色鮮やかな装飾が描かれ、フランドル、ウェールズ、プロヴァンスなどの学生の出身地がラテン語で書かれた紋章が壁や天井を覆っている校舎は、大学というよりもまるで博物館のよう。優雅に、そして威風堂々と世界最古の歴史を物語っています。

TEAM SUSTINA