建設業界の数字

Vol.08

2017.08.09

日本最大のクルーズ客船

飛鳥II[船籍港:横浜港] (横浜市/所有・運航:郵船クルーズ)

文・三田村 蕗子

436

 2006年に就航した日本最大のクルーズ客船、飛鳥IIには、436もの船室が備わっています。全長241m、全幅29.6m。まさに「海の上を進むホテル」といっても過言ではありません。
 すべて海側に設けられた436の客室のタイプは全部で6つ。もっとも広く、もっともゴージャスな「Sロイヤルスイートルーム」は88.2平方メートルもの広さを誇ります。インテリアも豪華そのもの。ダイニングエリアあり、セパレートベッドルームあり、ツインベッドあり、海に面したジャグジー付きのバスルームあり、ゲスト用トイレと、至れり尽くせり。とても船の中とは思えないほどのラグジュアリーな空間です。
 一番小さな部屋「F/Kステート」でも18.4平方メートルの広さがあり、窓は海に面しています。飛鳥IIの中に、五つ星の高級ホテルの部屋とシンプルでベーシックなホテルの部屋が同居していると考えればわかりやすいかもしれません。
 船の中の施設も「充実」の一言です。レストラン、カフェ、シガーバー、クラブ、カジノ、シアター、フィットネスジム、SPA、プール、図書館、コンピュータセンター、ピアノバー…。歌手やマジシャン、コメディアンなどがゲスト出演するイベントなども開催され、長いクルーズの期間中、乗船客を飽きさせないプログラムが多数用意されています。
 飛鳥IIは、船内のサービスへの評価も高く、クルーズ専門誌の読者投票「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー」では、1992年から第1位を連続受賞しているほど。乗船客をもてなすのは約470名の乗組員たち。乗客数は872名ですから、2人の乗船客に1人の乗組員がついている計算になります。最上級のおもてなしを支えているのは、素晴らしい施設とそこで働く人々の力なのです。

TEAM SUSTINA