建設業界の数字

Vol.12

2018.1.12

世界一高いブロンズ製大仏立像

牛久阿弥陀大佛 (茨城県牛久市)

文・三田村 蕗子

120 m

 地上120メートルから人々を優しく見守る大仏様といえば、茨城県牛久の牛久大仏こと牛久阿弥陀大佛です。
 浄土真宗東本願寺派本山東本願寺によって1992年12月に造られた牛久大仏は、立像の高さとしては世界第3位ですが、ブロンズ(青銅)製大仏立像としては世界最大の高さを誇ります。120メートルという高さは、阿弥陀如来の十二の光明にちなんで設計されたとか。
 建築にあたってはカーテンウォール工法が採用されています。これは、外壁を構造体に張り架け、かつ外壁をウロコ状に配置することで建物のしなりによる歪みの影響を軽減する工法のこと。主に高層ビルで用いられる工法が牛久大仏の実現を可能にしました。
 巨大な大仏様だけに、頭についている螺髪(らほつ=仏像の丸まった髪の毛)の大きさもグレートです。一つの螺髪の直径は1メートル。全部で480個の螺髪が頭に乗り、一つの重さは200kgに達しています。
 親指の直径(高さ)は1.6メートル、左手の長さは18メートル、鼻の高さは1.2メートル、耳の長さは10メートル、足の爪の長さは10センチと、どれをとっても圧巻です。奈良の大仏様が掌に乗るほどの大きさ。それが牛久の大仏様なのです。
 牛久大仏がこの場所に建てられたのは、茨城県内が浄土真宗の開祖である親鸞聖人(1173年~1262年)が関東における布教の拠点としていたため。茨城県内には、親鸞聖人ゆかりの寺や事跡がいまでも多く残っています。エレベーターで高さ85メートルにある大仏様の胸部展望台に足を運べば、天候次第でスカイツリーや富士山も展望可能。壮大な光景も牛久大仏の魅力の一つです。

TEAM SUSTINA