「建設業界の未来を考えている人たちの力を集めて、子供たちの将来の夢に『大工』を復活させたい」

――TEAM SUSTINAとの出会いのきっかけを教えてください。  実は、TEAM SUSTINAから届いたFAXがきっかけなんですよ。読んでみて「これはすごい話だな」と思い、詳しい話を聞くために自分から電話をしました。そのぐらい衝撃を受けたんです。その後ユニオンテックさんに伺う機会があったのですが、その時に社長も紹介していただきました。大川社長(ユニオンテック代表)から直接話を聞いて「これは仲間になりたい」と思いましたね。建設業界で働く中、まさに誰かがやらなければいけないと思っていたことだったので、TEAM SUSTINAがその音頭を取ってくれるのであれば一役買いたいと。

――入会するポイントはどこにありましたか?  大川社長に会った時に、今までの経緯聞き、どうしたらここまでできるんだろうと驚きました。建設業界の未来のために投資したいという考えに共感できましたし、こういうことをやろう、こういうことに投資しようという人に今まで出会わなかったので。社長の考えや会社の運営方針に賛同できる部分がかなりありましたね。理想論は誰でも語れますが、実行できる人はなかなかいませんよ。

――建設業界の95%が職人さんと言われていますが、業界の将来を考えている人は多いのでしょうか?  多くはないでしょうね。例えば「建設関係の仕事」「職人」と聞いた場合、一般的にはあまり良い印象を受けないでしょう。いわゆる3Kですね。実際、汚いと思われる作業もありますし、危険な仕事、きつい仕事もあります。けれどイメージばかり先行して、必要な仕事なのに、若手が足りない現状です。だからこそ若い人たちに本当の仕事内容ややりがいを伝えて、興味を持った人にはぜひこの業界に入ってもらいたいと願っています。ただ、体裁の良いことだけ伝えても響かないからこそ、正直に伝える必要があると思うんです。僕自身も若い頃は建設業界の将来まで考える余裕はありませんでしたが、最近は真剣に考えるようになりました。そういった部分をTEAM SUSTINAに引っ張っていってほしいと思っています。

――誰かがやらないと社会が成り立ちませんからね。  誰でも働く上で何かしらのメリットを求めていますよね。でも現在の建設業界で挙げられるメリットをいくつも思いつく人はなかなかいません。建設業がなくなることはありませんが、何もしなければ状況は悪くなる一方です。一般の人からすれば近寄りがたい職種なので、どうしたらその状況を改善できるのかを私も最近考えるようになりました。

――TEAM SUSTINAのサービスを利用した効果や、メンバーになって変わったことはありますか?  企業交流会の場によく参加しています。名刺交換の場を設けてくれるだけでも、僕らにはかなりの魅力です。繋がりを作る場と考えれば、会員費や参加費なども有意義な投資だと思っています。

――TEAM SUSTINAの理想や方針を実現させることは可能だと思いますか?  「できるかできないか」ではなく、「実現しようと考えるか考えないか」だけの話かと。東京土建と神奈川土建だけでも何万人も建設業従事者がいるわけです。さらに全国規模で考えれば、人数や力は十分なので、一丸となればできないことはないと思います。

――私たちの想いに賛同してくれる人がいるのは嬉しいことです。  志があれば取引先はいくらでも増えますし、業界の将来をより良くするための話し合いもできます。TEAM SUSTINAは多くの職種、多くの企業が参加しているので、仕事の繋がりを作ってくれる場、意見交換の場です。経営ビジョンを持つ人たちがさらに集まれば、より良い未来が築けると思います。この中でイベントを作るのも面白そうです。ゴルフコンペや運動会などがあると楽しいでしょうね。

――それは面白そうですね。チームを作るとか、いろいろ工夫できそうです。  建設業界の人は体を使うことに慣れているので、スポーツ大会などで意気投合してそれが仕事に繋がる、なんてこともありそうです。電話やネットで取引するよりも、私は顔を見て直接話すことのほうが大切だと考える方ですからね。スポーツだったら、本気で楽しみながら交流できます。

――建設業界が向かうべき方向のイメージはありますか?  僕が子供の頃は、将来なりたい職業に大工さんの名前があったんです。今はないでしょうね。僕はそれを復活させたい。子供たちに「将来大工さんになるんだ」って言ってほしいですね。給与などの問題もありますが、それはどの業界にも当てはまることですし、建設業全体の仕組みを変えていければ給与もイメージも変わってくると思っています。

――ではその上で、今後、TEAM SUSTINAをどう使っていきたいですか?  そのときによって、考えていることや状況は変わります。そんなとき「そういえばSUSTINAがあった」と思えるのは安心ですし、強みですね。

文/平原和貴子