「『こうなればいいのに』で終わらせず、建設業界の未来を変える力になりたい」

――TEAM SUSTINAとの出会いや、メンバーになろうと思った理由を教えてください。  昨年の秋、知人にTEAM SUSTINAを紹介されたのがきっかけです。概要や活動主旨などの説明を受けて、想像以上のことを実現させようとしていると知りました。利益優先ではなく「建設業界の未来のために、誰かが立ち上がらないといけない」という大川社長(ユニオンテック代表)の熱い想いや気迫に強く共感しましたね。多くの人の力と気持ちが込められているチームだということも十分伝わりました。職人不足が嘆かれている業界なので、職人を育てる学校や、教育支援制度を持つ会社といずれは連携する必要があると思っていたので、その点でも有益でしたね。TEAM SUSTINAのメンバーになれば、より良い仲間や繋がりを見つけられると思いました。

――TEAM SUSTINAの提供サービスで、積極的に利用したいコンテンツはありますか?  『SUSTINA』(建設業界企業検索サイト)を使っていきたいです。その都度現場で業者さんを探すとなると、膨大な時間と手間がかかるので、このコンテンツから「この業者さんはいいな」「実際会ってみよう」という流れができたらすごく良いですよね。良い職人さんを探したい、良い元請に探されたいと思っている人にとって便利なコンテンツだと思います。ネット上だけでなく、現実の空間で行われるイベントも魅力的ですね。たくさんの職種が集まる場なら「ちょうどその職人さんを探していたんです」というような出会いもあると思います。閉鎖的で、殻を打ち破れない建築業界にはなかった発想なので、今後こういったイベントを活性化させていけたら良いと思います。

――今、事業で直面している悩みはありますか?  案件が増えれば増えるほど職人さんの数が必要になります。どんどん仕事を進めたいのに、これ以上職人さんがいない、探せない、それが現状です。僕は元請企業として一人で現場をとりまわすことが多いので、特にこの問題は深刻ですね。安心して依頼できる職人さんが他の仕事で手一杯だったり、猫の手も借りたいほど忙しいのに不安要素の多い業者さんに頼まざるを得ない。結果不安が的中して現場でトラブルが起きる、ということはよくあります。でも、個人でこの問題を解決するには限界がありますね。
 建設業界では昔から「今後、職人はどんどん減っていく」と言われていましたが、危惧されていたことが現実問題になっています。繁忙期ではないのに職人さんがいない、大工さんが見つからず現場に入れないなど、明らかな悪化です。これらを仕方のないこととして終わらせず、職人不足という問題に正面から向き合い、解決させなければなりません。職人さんがいないと成り立たない業界ですから。

――TEAM SUSTINAのメンバーになったことで、変化はありましたか?  TEAM SUSTINAが、企業同士が繋がるきっかけや可能性を作ってくれたことで、職人不足の不安が改善されました。この気持ちの変化が大きいですね。人手が足りないときに協力し合えるグループがあると心強いです。深刻な事態が予測される業界で、不安が希望に変わり、希望が出会いや良い仕事に繋がっていく。こんなサイクルができることを期待しています。

――これからのTEAM SUSTINAに期待することはなんですか?  できたらいいなと思っていること、個人や一企業ではなかなか取り組めないことを、実際にやろうとしているのがTEAM SUSTINAです。悩みや悪循環を改善する起爆剤になってくれることを期待しています。まさに「建設業界の10年後のために」ですよね。僕も受け身ではなく、力になりたいと思っています。今後、都心や地方都市だけではなく、各地域に拠点を作って欲しいですね。TEAM SUSTINAのステッカーを貼っているのが当たり前ぐらいに浸透したら、本当にすごいことです。

文/平原和貴子