「現場の活力を、水の波紋のように広げていきたい」

――TEAM SUSTINAとの出会いを教えてください。 三浦真一(以下、三) 僕は現場の職人で、まだ会社を設立して間もなく、営業も始めたての頃でした。その状態でいろいろと模索している中、『YouTube』でたまたま大川社長(ユニオンテック代表)の動画を見つけ、仕事に対する考え方と熱さに惹かれました。調べていくうちに実際に会ってみたくなってしまって、飛び込みのような形でTEAM SUSTINAに参加することになったんです。「仕事がほしい」ではなく「今までなかったものに対する興味」がきっかけだったので、他の会社さんとは入口が違うかもしれませんね。

――TEAM SUSTINAの提供サービスで、魅力を感じたコンテンツはありますか。  弊社は設立したばかりだったので、加入時はまだホームページがありませんでした。だから、機能的で見やすい、何よりはじめから閲覧してくれる方々が確保できている状態で自社紹介ページを作ってくれるサービスは、弊社にとって持ってこいでした。

――今後、利用してみたいサービスを教えてください。  「GENBA navi」は僕ら職人目線で作られているので、かなり実用的だと思います。実際の現場は、物にも人にも気を遣いながら進めていかなければならないし、思い通りにいかないこともたくさんあります。けれど「GENBA navi」なら簡単に解決できそうなことがいくつもありそうです。例えば現場が禁煙なら近くの喫煙所を探す、土地勘のない現場なら飲食店を探す、他にも宿泊施設や燃料補給など自分の動きに合わせた目的地探しがスムーズに行えそうですよね。どんなに良いサービスでも、堅苦しい説明や難しい操作を伴うと敬遠してしまいがちですが、アプリなら手軽ですし、役に立ちそうなコンテンツが豊富です。これから仲間たち全員で、どんどん使いこなしていこうと思っています。

――建設業は既に繋がりのある企業間で仕事を回す傾向が強く、ネットを活用する機会が少ないという一面もあります。TEAM SUSTINAのようなサービスに抵抗がある人も多いのでしょうか? 輪島真一(以下、輪) 今まで、ネットやスマートフォンがなくても成立してきたからでしょうね。

 職人さんの高齢化とも無関係な話ではないですよね。ここまでネットや様々な技術が発達しているので、遅れをとっていた建設業界も今後はそういう波の中に呑まれていくはずです。だからこそ、それらをうまく活用したり、普及させるためにも若者の力は必要ですね。

――現場にはまだ若い世代が少ないですよね?  かなり少ないですね。入ってもすぐ辞めてしまうケースが多い。でも、安定性や可能性を見出すことができる職業ですし、仕事のやりがいや楽しみはいろいろな所に隠れています。例えば作業服にしても、デザインされたものであれば「これを着てみたい」「これを着て働いたら楽しそう」と思う人もいるでしょう。僕らでも、作業服を着こなしている人はやっぱりかっこいいと思いますよ。そういった細かな部分を工夫すれば、もっとたくさんの人の興味を引けるのではないでしょうか。

 高校だって「制服がかわいい、かっこいいからそこに決めた」なんていう話も聞きますからね。あとは、若い女性、勢いのある女性発信で建設業の魅力が紹介されたりすれば、興味を持つ人は増えると思います。

――女性の参入を推し進めば、業界が活性化すると?  現場で働く女性自体は増えているので、更衣室など作業環境も女性が働きやすいよう整備されています。実際、華があると現場に活気が出るんです。相乗効果で若い人も入りやすくなると思います。体力も使うし汚れる作業はもちろんありますが、物をつくる以上それは仕方のないことです。それよりも、つくることの楽しさや、完成したものを見たときの感動を知ってほしいですね。

――今後、TEAM SUSTINAや業界全体に望むことはありますか?  仕事や会社の繋がりは、相手のことが好きか嫌いかによるところも多い。だからこそ、立場や職種の垣根を越えて、気兼ねなく喋れたり、熱い会話ができる場があれば、今後につながる関係性を作っていけると思います。そういう機会やツールに期待です。会社間で信頼関係が築ければ、その分仕事に責任を持てますし、助け合いたいと思えます。建設業界全体が、ひとつのチームという感覚で動いたり、同じ目標を持って働けたらどんどん好転していくでしょうからね。仕事の楽しさや情報などを、メンバー間で共有するためにTEAM SUSTINAがあると思っているので、これからも建設業界に新風を吹き込んでほしいです。

文/平原和貴子